トントンギコギコ図工の時間によせて
「花のこえ」監督 太田綾花
トントンギコギコ図工の時間
<2004/HD/99min/ドキュメンタリー>
野中真理子監督と出会ったのは2004年の1月。
「花のこえ」クランクイン直前の頃だった、
「こどもの時間」の監督、そして新作が東京の小学校を題材と知って、すぐにかけよった。
絶対にここで声をかけなきゃいけない、そんな直感があった。
3月、「花のこえ」の撮影が一段落した頃、野中監督から連絡があった。
「トントンギコギコ図工の時間」のG.Wロードショーの宣伝スタッフを捜しているという話だった、喜んで引き受けた。
数日後、VHSをお借りして家のテレビで「トンギコ」を拝見。
何だろう、始まって5分も経たない間に、私はズビズバ泣いていた。
図工準備室にある廃材たち、廊下、陽の当たる窓、誰もいない教室、ああ、あった…この空気、私もこんな中で生活していた!
そう、思いだした瞬間、いつのまにか閉じていた蓋がパカッとあいて、忘れていた記憶がとめどなくあふれ出てきた。
それから99分。トンギコという映画は映像の世界に入り込みながらも様々な事を考える時間だった。優れたドキュメンタリー映画に共通するように、映画が観る者の鏡となった。それは、見終わった後になんともいえない清々しさを残してくれる。
あれから1年半、今でもたくさんの人に観ていただきたい作品である。
モノを作ることに目を輝かせる子どもたちに、私自身何度励まされたことであろう。
見れば見るほど味のある映画。
時 がたてばたつほど、観てみたい映画である。
この映画に携われることを心から誇りに思う。
みなさん、ぜひ一度ご覧になってください。
トントンギコギコ図工の時間 公式HP
http://www.tontongikogiko.com
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